AGAは額の生え際(M字)や頭頂部(O字)から進行することが一般的ですが、進行パターンには個人差があります。
本記事では、AGAの進行パターンを解説し、「自分の薄毛がAGAなのか?」を判断するポイントを紹介します。
また、AGAと他の脱毛症の違いや治療のタイミングについても解説するので、「いつ治療を始めるべきか?」を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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AGAはどこからハゲるのか?進行パターン
AGAはゆっくりと進行する脱毛症です。
大きくまとめると、以下のようになります。

額の生え際(M字)、頭頂部(O字)、それぞれの進行パターンを詳しく見ていきましょう。
額の生え際から進行する(M字)
特徴
・生え際の両端(こめかみ付近)から後退していく
・徐々に M字型 の形になり、前髪のボリュームが減る
・鏡を見ると おでこが広くなったように感じる
・20代でも進行することが多い
例えば、
「最近、前髪がセットしにくくなった」
「昔よりおでこが広くなった気がする」
という人は、このM字型の進行パターンかもしれません。
特に、ヘアセットの際に生え際の後退を感じる場合は、AGAのサインである可能性が高いです。
頭頂部から進行する(O字)
特徴
・つむじ周りの髪が薄くなる
・正面からは分かりにくいが、後ろから見ると地肌が透けてくる
・髪のコシがなくなり、セットしてもペタッとする
・気づかずに進行するケースが多い
「家族や友人に『つむじのあたりが薄くなってるよ』と言われた」という人は、O字ハゲの進行が始まっている可能性があります。
また、美容院や床屋で仲の良い美容師さんから「頭頂部のボリュームが減ってきましたね」と言われるのも稀にあるパターンです。
頭頂部の薄毛については、以下記事にも情報をまとめています。
自分の薄毛は思い込みなのか、それとも違うのか、確認に活用してください。
M字とO字、どちらが進行しやすい?
どちらが進行しやすいのかという統計は筆者が確認したところありませんが、見つけ次第紹介します。
M字からO字に進行していくパターンが多いため、O字ハゲになって初めて薄毛に気づくというケースもありますね。
M字とO字が同時に進行していくと、「U字ハゲ」として額の生え際と頭頂部がつながっていきます。
どちらのパターンでも早期対策が重要
M字でもO字でも、AGAは進行性の脱毛症なので、放置するとどんどん薄毛が進んでしまいます。
「まだ大丈夫だろう…」と思っている間に進行し、気づいたときには手遅れというケースも少なくありません。
特にO字ハゲは自分では気づきにくいので、家族や友人、美容師さんに「最近、薄くなってない?」と聞いてみるのも一つの方法です。
AGAと他の脱毛症の違い
全ての薄毛がAGAというわけではありません。
「最近髪が抜けやすいけど、これってAGA?」
「抜け毛が増えたけど、一時的なものなのか、AGAなのか分からない…」
このような疑問を持っている人は多いでしょう。
ここでは、AGAと一時的な脱毛の違いを解説します。
AGAと一時的な脱毛の違い
AGAの特徴
・特定の部位(M字・O字)から進行する
・抜け毛が増え、短く細い毛(軟毛)が目立つ
・放置するとどんどん進行する
・家系に薄毛の人がいると発症しやすい(遺伝要因)
AGAはヘアサイクルが乱れ、髪の成長が止まることで薄毛が進行します。

特にDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの影響で、成長期が短縮し、髪がどんどん細くなってしまうのが特徴です。
一時的な脱毛の特徴
一方で、一時的な脱毛には以下のような原因があります。
・ストレスや睡眠不足、栄養不足による脱毛
・円形脱毛症(急に丸いハゲができる)
・季節性の抜け毛(特に秋に増える)
・産後の抜け毛(女性の場合)
・生活習慣を改善すれば自然に回復することが多い
ストレス性の脱毛や栄養不足による抜け毛は、ヘアサイクルが一時的に乱れることで起こります。
この場合、原因を取り除けば再び髪が元通りになることが場合が多いです。
具体例:これはAGA?それとも一時的な抜け毛?
「最近抜け毛が増えたけど、生え際や頭頂部に変化はない」
ストレスや生活習慣が原因の可能性が高い。
しばらく様子を見て、改善しなければ医師に相談。
「家族にも薄毛の人が多く、生え際が後退している」
AGAの可能性が高い。
早めの対策を検討すべき。
「円形のハゲができた。気づいたらさらに増えている」
円形脱毛症の可能性が高い。
早めに皮膚科を受診するのがベスト。
AGAの進行度と治療のタイミング
AGAは「気づいたときには手遅れだった」というケースが多い脱毛症です。
なぜなら、AGAの進行はゆっくりで、初期段階では自分で変化に気づきにくいからです。
しかし、AGAは進行性なので、早く対策を始めるほど治療の効果が期待でき、薄毛の進行を抑えやすいという特徴があります。
ここでは、AGAの進行度を見極める方法と、「どのタイミングで治療を始めるべきか?」を解説します。
AGAの初期症状と進行度を見極める
AGAは「初期 → 中期 → 末期」というように、徐々に薄毛が進行します。
薄毛の進行パターンは個人差がありますが、初期症状を早めに見極めることが治療の成功につながります。
【初期】こんな症状が出たら要注意!

・抜け毛の本数が増える(シャンプー時・枕元・ブラシなど)
・髪のコシがなくなり、細くなった気がする
・生え際のラインがぼんやりしてきた(M字ハゲの兆候)
・頭頂部の髪のボリュームが減った(O字ハゲの兆候)
例えば、「最近髪がペタッとしやすい」「おでこが広くなった気がする」という場合、AGA初期の典型的なサインです。
【中期】目に見えて薄毛が進行してくる

・生え際や頭頂部の地肌が透けて見えるようになる
・短く細い毛(産毛のような毛)が増える
・後ろからの写真を見ると、頭頂部が薄くなっている
・ヘアセットでボリュームを出すのが難しくなる
中期は見た目で薄毛だということが分かるので、ここで治療を始める人が多いかもしれませんね。
【末期】手遅れになるとどうなる?

・生え際が後退し、額がU字型になる
・頭頂部の地肌が完全に透けている
・M字ハゲとO字ハゲがつながり、広範囲の薄毛に
・AGA治療を始めても、完全に元には戻りにくい
例えば、帽子をかぶらないと外出が気になるレベルまで進行すると、治療してもフサフサには戻らない可能性が高いです。
どの段階で治療を始めるべきか
AGA治療は早期に始めるほど、進行を抑えやすく、発毛効果も期待できるという特徴があります。
「様子を見よう」と思って放置していると、どんどん進行し、治療しても回復しにくくなるので注意が必要です。

できれば、上の画像の左から1~2枚目あたり、AGAの初期段階で治療を始めておきたいところです。
初期段階であれば、抜け毛予防薬であるフィナステリドやデュタステリドで改善を期待できるケースも多いからです。
使う薬の種類や有効成分の含有量が少なくて済むので、月々のコストも抑えられます。
治療開始のベストタイミング
この状態なら今すぐ治療を始めるべき!という、筆者なりの見解をお伝えします。
治療を始めなくとも、医師に診てもらうタイミングと考えていただいて大丈夫です。
・生え際・頭頂部の毛が細くなり始めた
・家族に薄毛がいて自分も不安がある
・「最近おでこが広がってきた」と感じる
・枕元や排水溝の抜け毛が増えた
これらのサインが出たら、今すぐAGA専門クリニックに相談するのがおすすめです。
AGAの進行を止めるには?
AGA治療には「進行を止める治療」と「発毛を促す治療」があります。
進行を止める治療
→ フィナステリド、デュタステリド(内服薬)
発毛を促す治療
→ミノキシジル(外用薬・内服薬)
フィナステリド、デュタステリドは市販や一般的な通販では購入ができず、医師から処方してもらう必要があります。
ミノキシジルは市販品が販売されていますが、ミノキシジルのみの育毛剤を使用することはAGA治療において一般的ではありません。
薄毛の進行を抑えつつ発毛を促すことで高い効果を期待できるからです。
月々のコストを気にするなら、断然オンライン型のクリニックがおすすめですよ。
店舗型クリニックなら安くても月5,000円ですが、オンライン型なら月1,000円ほどでフィナステリドを処方してもらえます。
AGAが気になるなら、まずはセルフチェックを!
ここまで解説してきたように、AGAは進行性の脱毛症であり、放置するとどんどん進行していきます。
しかし、「自分の薄毛は本当にAGAなのか?」と疑問に思っている人も多いでしょう。
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セルフチェックの結果がAGAの可能性ありなら、早めの対策が重要です。