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髪の毛にいい飲み物と悪い飲み物

髪の毛にいい飲み物と悪い飲み物

髪の毛は普段摂取している栄養素で構築されているので、飲み物で対策を考えることもできます。

髪に良い飲み物はコンビニやスーパーなど、身近な場所でも見つかります。

たんぱく質、亜鉛、アミノ酸、ビタミン群、カテキン、大豆イソフラボンが含まれた商品を選べば、頭皮環境を整えやすくなります。

今回の記事では、髪に良い飲み物と悪い飲み物について解説します。

薄毛・抜け毛に悩んでいる男性の場合、厄介なのは進行性の脱毛症であるAGAです。

AGAを放置すればゆっくりじわじわと薄毛が進行していき、いずれ改善するものもしないレベルに薄毛が進行してしまいます。

「自分がAGAかどうか知りたい」という方は、AGAセルフ診断テストを試してみてください。

チェックするだけで簡単に、AGAリスクを判定できます。

飲み物で摂れる髪にいい栄養素とは?

髪に良い栄養素は、飲み物から摂れるものが多くあります。

たんぱく質と亜鉛を中心に、次の項目で解説する飲み物から栄養素を効率的に摂りましょう。

それぞれの項目を解説します。

たんぱく質

たんぱく質中心の飲み物から始めると良いでしょう。

その理由は、髪の約90%が「ケラチン」というたんぱく質で形成されるからです。

ケラチンの詳細と毛髪構成図

このケラチンはアミノ酸と合成されて初めて生成されるため、十分なたんぱく質を摂取しないと髪は作れません。

豆乳のような手頃でたんぱく質が摂りやすい飲み物から始めることをおすすめします。

参照元:1-2 たんぱく質 – 厚生労働省

亜鉛

ミネラルの一種である亜鉛は育毛において重要な役割を果たしています。

たんぱく質の吸収率を高め、毛母細胞の新陳代謝を促進するためです。

さらに、AGAの原因となる脱毛因子を作り出す「5αリダクターゼ酵素」を抑制する効果があるとされています。

このように、髪の基礎となるケラチンの形成だけでなく、亜鉛は育毛サポートの多角的な役割を担う栄養素です。

参照元:毛包と表皮の形成における亜鉛の役割を解明 – 徳島文理大学薬学部 – 昭和大学歯学部 – 理化学研究所

アミノ酸

髪の90%はケラチンで形成されており、アミノ酸と結びついて作られます。

アミノ酸はキューティクル(髪の表皮)の保湿成分としても働き、不足すると髪がハリやツヤを失い、ボロボロと傷んでしまう恐れも。

そのため、アミノ酸は育毛において必要不可欠な栄養素です。

参照元:臨床発毛医学の現状と展望 2018 – 国際抗老化再生医療学会雑誌

ビタミン

髪に良い飲み物を選ぶ際には、ビタミンをチェックしましょう。

特にビタミンCとビタミンB群が重要です。

ビタミンC

ビタミンCには、抗酸化作用によって活性酸素を除去し、老化を防ぐ役割があります。

頭皮や細胞の老化を防ぎ、健康的な頭皮環境を整えやすくなることも期待できるでしょう。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成や粘膜の保護にも役立ちます。

ビタミンB群

ビタミンB群には以下があります。

ビタミンB群の種類と働き

特に、上記赤文字のパントテン酸は、頭皮の血行を改善し、抜け毛を予防するのに役立つとされています。

ビオチンは皮膚や髪の健康を保つのに良いともいわれています。

参照元:毛髪の成長に欠かせない栄養成分「パントテン酸」が外部刺激による毛髪の成長阻害を改善する可能性|大正製薬

カテキン

緑茶のようなカテキンを含む飲み物は頭皮環境に良い影響を与えます。

カテキンには強力な抗酸化作用があり、これにより活性酸素による酸化を防ぎ、頭皮の老化や毛細血管の働きをサポートします。

結果として、毛細血管が正常に機能し、毛根まで血液が流れやすくなるイメージです。

摂取しやすいのも嬉しいですね。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは大豆に含まれる栄養素で、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があります。

これにより体内のホルモンバランスを整え、男性ホルモンの抑制による皮脂分泌の抑制や薄毛対策に役立ちます。

さらに、大豆イソフラボンには抗酸化作用もあり、頭皮の炎症や酸化ストレスの予防にも効果的です。

髪の毛にいい飲み物6選

栄養素について理解が深まったら、次は飲み物について見ていきましょう。

髪に良い飲み物は以下の通りです。

解説します。

水【潤いを与える】

水をたくさん飲むことは、頭皮に潤いを与えることに繋がります。

乾燥した頭皮に水分を補うことで、炎症やフケ、かゆみを防げることも期待できるでしょう

健康的な成人の場合、体重1kgにつき、35mlが1日に必要と言われています。

以下表に体重別にまとめたので、目安として参考にしてみてください。

体重 目安
40kg 1.4L
50kg 1.75L
60kg 2.1L
70kg 2.45L
80kg 2.8L
90kg 3.15L

上表は必ずしも水だけでこれだけ飲まなければいけないというわけでなく、食事から摂る水分も含まれている点に注意してください。

起床後にコップ一杯、食事中に、休憩中に、風呂上がりに、運動後に、などのように、区切りごとに摂取できれば、必要な水を摂れる可能性が高まります。

一気に飲まなくても大丈夫です。

水は血液をサラサラにして栄養素の行き渡りを良くする効果もあるので、髪の健康のためにも欠かせません。

緑茶【抗酸化作用あり】

緑茶は手軽に摂取でき、髪の健康に最適です。

カテキンには体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があり、これにより頭皮や細胞の老化を防ぐ効果があります。

頭皮を若々しく保ちたいなら、ぜひ摂取したいところです。

緑茶に含まれるカフェインの利尿作用により、AGAの原因の一つ「ジヒドロテストステロン」の排出を促すとされています。

AGA発症の流れ

このように緑茶には髪に良い成分が豊富に含まれており、非常に便利です。

また、頭皮ケアの一つとして、お茶で髪を洗う人もいます。

お茶で髪を洗うメリット!薄毛にアプローチ?頭皮マッサージの手順

ココア【ヘアサイクルを保つ】

ココアに含まれるポリフェノールには頭皮の新陳代謝を活発にする働きがあります。

新陳代謝が活性化すると髪の成長過程であるヘアサイクルが正常になりやすいです。

ヘアサイクルの乱れによる、抜け毛、細い髪の毛になること、を防げる効果も期待できるでしょう。

緑茶と同様に抗酸化作用があり、頭皮の酸化防止にも役立ちます。

豆乳【たんぱく質が豊富】

豆乳にはたんぱく質と大豆イソフラボンが豊富に含まれています。

たんぱく質は髪の主成分であり、とても重要な栄養素です。

大豆イソフラボンは、男性ホルモンの抑制によって薄毛対策に役立つでしょう。

梅湯【血液をサラサラに】

和食において馴染み深い梅干しですが、梅をお湯に入れて飲む梅湯(ばいとう)があります。

梅湯を飲む習慣を取り入れると、血行を促進し新陳代謝を向上させることで頭皮を健康に保つことが期待できます。

梅に含まれるクエン酸は疲労回復にも役立つので、体調管理にももってこいです。

ハーブティー【血行不良を防止】

髪に良いドリンクとして、カモミールティーがあります。

カモミールに含まれるルテオリンとプロシアニジンは、血管を収縮させるエンドセリンの働きを阻害。

その結果、毛細血管の血行が改善し、栄養素が毛乳頭に届きやすくなり、髪を健康に保つことが期待できます。

甘酒はキレイな髪と体を作れる

髪と体に良いとされる甘酒はコストパフォーマンスが良く、健康な髪と体を目指す人におすすめです。

甘酒を飲むことで期待できる効果

キレイな髪を作る

甘酒にはきれいな髪を作る成分が以下のように複数含まれています。

成分 期待できる作用
パントテン酸 髪に必要なビタミンCをサポート
ビオチン 髪の生成をサポート
アミノ酸 キューティクルの潤いを保つ

上記のように、髪に良質な栄養素を届けることが魅力です。

肌や頭皮が若返る

甘酒を飲むことで抗酸化作用が期待でき、肌や頭皮を健やかに保つのに役立ちます。

甘酒に含まれる酵素は老廃物や活性酸素を除去し、頭皮を若々しく保つことが期待できます。

抜け毛や頭皮湿疹の予防を期待

甘酒に含まれるイノシトールは、神経細胞に栄養を供給する働きがあり、頭皮環境・発毛環境が整う可能性があります。

イノシトールとはビタミン様物質なのでビタミンBを豊富に含んでおり、甘酒に含まれるイノシトールの含有量は米の3~4倍とも言われています。

ストレスを緩和できる

甘酒を飲むと腸内環境が整い、メンタルの不調を緩和する効果も。

これは腸に幸せホルモンとして知られるセロトニンが関係しているためです。

セロトニンが分泌されると、幸福感を感じやすくなり、ストレスが緩和されやすくなります。

その結果、ストレスによる抜け毛を防ぐことが期待できます。

参照元:ストレスとの上手な付き合い方|東京都保健医療局

髪に悪い飲み物

髪に良いものがある一方で、髪に悪い飲み物もあります。

以下の飲み物を飲みすぎると、育毛に悪影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

アルコール

アルコールの過剰摂取は、髪に必要なアミノ酸をアルコール分解に使ってしまうことがあります。

皮脂分泌を促進する可能性もあるため、飲み過ぎには注意しましょう。

コーヒー

適量であれば問題ありませんが、飲み過ぎは育毛に重要な栄養素である亜鉛の吸収を阻害する恐れがあります。

発毛剤や育毛剤を使用している方は、細胞の代謝をサポートするアデノシンの働きを妨げる可能性があります。

そのため、薄毛のリスクが高まるので注意が必要です。

炭酸飲料

糖分が豊富な炭酸ジュースは注意が必要です。

主な理由は、体内の糖化が進み、老化が早まることです。

頭皮や細胞の老化は、育毛の基盤を弱め、薄毛のリスクを高めます。

糖化の仕組みと流れ

血液がどろどろになり、頭皮の血行不良を引き起こすことも、警戒するべき点です。

まとめ

髪に良い飲み物を選ぶ際は、たんぱく質、亜鉛、アミノ酸、ビタミン群、カテキン、大豆イソフラボンを含むものを選ぶと、薄毛対策に役立ちます。

具体的には、以下の飲み物がおすすめです。

  • 緑茶
  • ココア
  • 豆乳
  • 梅湯
  • ハーブティー
  • 甘酒

さらに、髪に悪影響を及ぼす過剰な飲酒や糖質の多い炭酸飲料を控えると、頭皮環境が改善しやすくなります。

ただし、これらは医薬品ではなく、育毛を保証するものではありません。

薄毛や抜け毛が深刻な場合は、クリニックの医師に相談することをおすすめします。

髪にいい飲み物に関するよくある質問【FAQ】

Q
髪にいいお茶は緑茶だけ?
A

髪に良いお茶は一つだけではありません。

水をメインにし、好みのお茶をプラスで飲むと良いでしょう。

お茶の種類 期待できる作用
緑茶 ・抗酸化作用
・ジヒドロテストステロンの排出
紅茶 ・抗酸化作用
・ジヒドロテストステロンの抑制
烏龍茶 ・5αリダクターゼの阻害
ルイボスティー ・抗酸化作用
・安眠効果
ジャスミンティー ・ビタミンEによる血行促進
・香り成分によるストレス解消
Q
白髪予防に最適な飲み物は?
A

白髪対策にはルイボスティーと黒ごま入りドリンクがおすすめです。

ルイボスティーはホルモンバランスを整え、抗酸化作用により白髪を予防できます。また、黒ごま入りドリンクにはビタミンEが含まれており、これも抗酸化作用があります。

どちらも酸化を防ぎ、白髪対策に期待できます。

Q
コンビニで買える髪にいい飲み物は?
A

コンビニで購入できる髪に良い飲み物として、以下の商品がおすすめです。

トマトジュース
緑茶
烏龍茶
豆乳
果汁100%ジュース
アーモンドミルク

カテキンが豊富な緑茶やビタミンを補給できる果汁100%ジュースなど、飲み物によって栄養素が異なります。

そのため、髪に良い食べ物と一緒にバランス良く摂ることが理想です。

Q
髪が生える飲み物はある?
A

髪に良い飲み物がある一方で、市販されているものの中に髪が生える効果を持つものはありません。

ここで紹介する髪に良い飲み物は、頭皮環境を整えたり、髪の成長をサポートする成分を含んでいることを意味します。

例えば、ココアに含まれるポリフェノールは抗酸化作用があり、頭皮の老化を防ぎます。

豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きがあります。

毛髪成長をサポートするために、適切な飲み物を選びましょう。